全国の桜名所100選に選ばれている東京都内の小金井公園に行ってきました🌸
東京は桜の名所が多くて、ここ小金井公園の他にも上野恩賜公園、新宿御苑、隅田公園、井の頭恩賜公園と５ヶ所が全国桜の名所100選に選ばれています
ここは江戸時代に奈良の吉野から山桜を移植した事から、桜の名所としての歴史があるんです💡
園内はとても広くて、今満開の染井吉野を中心に色々な桜が植えられています
江戸時代の幕末に、東京の駒込で誕生した桜の名品中の名品、ソメイヨシノはやっぱり毎年何度見てもきれいだし、一生見飽きる事はないですね🌸
ソメイヨシノの満開と合わせて、観賞用の花桃もきれいに咲いていました🍑
桜の園には沢山の種類の桜が植えられ、それぞれの桜に名前が表示されているんですよ
東京にあった江戸の徳川幕府が桜を奨励して、平和な世の中が続いた江戸時代には、各大名が江戸の下屋敷に、故郷の自慢の桜を移植したりしました、なので江戸は当時日本一の桜の名所だったという事です✨
ところが明治維新の革命で徳川幕府体制が終わり、江戸の大名屋敷が一斉に取り壊された時に、桜の木も全部切られてしまいました
その時に現在の駒込にあった染井村の植木屋の職人が、せっかく育てた桜がなくなるのを悲しんで、切られた桜の木の枝を各大名屋敷をまわり、お願いして持ち帰ったところ、なんと100種類以上の桜があったという記録が残っています💡
そして持ち帰った沢山の種類の桜を植木屋が荒川堤に植えて、のちに桜が生き返ったという事なんです✨
もし染井村の植木屋が、その時に切られた桜をかき集めて荒川堤に移植しなければ、現在これだけ沢山の種類の桜は残ってなかったでしょう
そして丁度この時代に、染井村から誕生した桜の代表格ソメイヨシノも、染井村の植木屋が造ったという事実もつけ加えておきましょう
また話しは江戸時代に戻りますが、この時代の参勤交代の制度により、桜が地方から江戸に、そしてまた江戸から全国にと繰り返し運ばれる事によって、江戸にいろんな桜が増えて、それがまた地方にも広がったんですね💡
その結果、江戸時代に桜の種類が200種類くらいまで急激に増えて、現在では600種類くらいの桜が確認されているようです✨
それではその江戸時代から残った、小金井公園に植えられている、いくつかの桜を紹介しましょう🌸
まずは嵐山という桜です🌸
まだ苗木で移植されてから、それほど年月が経っていないので、これから数年後には素晴らしい桜の花が見られる事でしょう✨
これらの桜もまだ咲いてないですが、ソメイヨシノより遅咲きなので、これから１ヶ月近く色々な桜の花を楽しめますね✨
駒繋（こまつなぎ）🌸
この桜は歴史もあり、見事な大木に育っています❗
白妙（しろたえ）🌸
ここに書かれているように、江戸時代に利根川の暴れ川を治水して荒川堤（あらかわつつみ）が造られ、そこに沢山の桜が植えられていたんです💡
その荒川にあった桜が、今ここに移植されて、きれいに咲いています🌸
この御車返（みぐるまがえし）も鎌倉時代から記録に残っている桜で、やはり江戸時代に荒川堤で栽培された名品です
去年と今年と２年続けて、全国の桜祭りがコロナで中止となる中、桜はコロナに関係なく毎年きれいに咲いています❗
来年の春こそはコロナが収束して、コロナ前のように全国で桜祭りが開催されて、また以前のような花見が出来るようになったらいいですね✨
